後世に誇りを持てる日本にしたい
京都に来て5日目、平等院に行った。
初めての宇治。
そこで聴いた素敵な話。
それは先代から伝わる素敵な贈り物のはなし。
平等院の中の博物館、鳳翔院には
平等院鳳凰堂の中央にいらっしゃる
52体のうちの26体の仏様を
間近で観れるようになっている。
969年前に分業でつくられたその仏様の像は
木彫りで下から見上げられる前提でつくられている。
そんなお話を博物館の方にして頂いていたら、
私の好奇心が爆発。
たくさんの質問をした。
1000年ほど経っているため、
柱や扉など修理しながら継承されてきている。
……ということは?
なんでなんでおばけ発動👻
なんでなんでおばけって?と思った人はこちら↓
(記事、あとで貼っときます)
「修理されてるってことは平安時代の頃の
平等院とは違う景色になっている
ってことですか?」
この答えが衝撃!!!💥
なんと、修理の時に、
柱から取れた塗料の成分を解析して、
その色を再現して塗っていると……
だからほとんど平安時代の時の色と
変わらないはずですよ。とのこと😳
そして、さらに、
平等院を囲う池があるんだけど、
その池のかたちもどんどん変わっていて、
時代とともにその時の好みに変えられている。
で、今現在、観れるこの池の形は、
平安時代のものを再現したかたちにしたらしい。
それもどうやったかというと、
掘って、隅々まで綺麗にして地層を調べ、
再現に至っていると。
…………めっちゃ凄い……
凄すぎて、
「そんなことして残してきてるんですね、
凄い!!!」と素直にめちゃ興奮したら、
「もっと凄いことありますよ」って😳
池の再現をするために、
地層を調べていた時、
室町時代の地層から椿の種が、
江戸時代の地層から蓮の種が出てきたそう。
それを植物センターで育てて、
発芽させて、増やしていき、
いまはその
室町時代の椿が冬に、
江戸時代の蓮が夏に平等院の池で咲く。
この話を聴いた時、
なぜだか涙が出そうになった。
凄い話で感動した。😭👏✨
そして私が言ったこと、
「じゃあ、今、江戸時代からの花と
平安時代からの建物と池が見れてるのか。」
「だとしたら、わたしたちも
後世に誇りを持ってもらえる
日本にしなきゃだ。
今のまま行ったら、
『平成(令和) 時代の地層から
プラスチック出てきたよ』しか
思い浮かばんもん。ちゃんとしなきゃだ。」
そう思った。
そしたら、「立派!」って褒められたけど、
今生きてるわたしたちみんなでやるやつ!
ってなった。
京都の6日間、
自分が凄くアップデートされた旅。
noteに詳しくちょっとずつ
旅の記録も残していきたい。
話を聴くと、ただの赤だと思ってた色も
なんだか深みのある赤だな、
とかくすみがちな発色の優しい赤だったんだな
とか気付くから、知るってやっぱり面白い✨
日本のこと、
今まで全然知らなくて興味持ってなかった分😓
ちゃんと勉強していこうと勉強モードです!
ちゃんと、
日本人として、日本を知って、向き合って、
先代から受け継ぎ、後世に返す。
そんな風に生きなきゃなと思った。