素直にわがままに生きてみた

やりたい!に忠実に、自分にとって最高の選択をして毎日幸せに生きると言いながら、いろんな悩みや葛藤を味わうわたしの成長と人生の実験記録。

映画コレクション① たねと私の旅

今だけ500円で72時間レンタル出来る映画、「種とわたしの旅」を観ました!

https://tampopofilms.info/tane/

 

これはお庭で種から育てた食材を食べて幼少期を過ごした主人公が大人になって都会に出て、自分が食べている食べ物がどこからきているものなのかがわからないという生活に違和感を感じるところから始まる映画。

 

お庭で種から育てた野菜や果物を収穫して、来年用の種を取っておいて毎年育てて食べるなんて...なんて素敵な生活なの!♡

 

映画の主な内容は、

カナダで遺伝子組み換え食品に「遺伝子組み換え」の表示義務を課すまでの

ドキュメンタリー。

遺伝子組み換え食品の怖さや農薬産業の恐ろしさ、利益追求社会などを中心に

現代に異議を唱えた作品だった。

 

映画に出てきたのは、こんな物語。

・遺伝子組み換えは同種同士で行われるだけでなく、例えば豚の遺伝子とトウモロコシの遺伝子など種を超えたもの同士でも行われていること。

・野菜を虫から守るために撒く農薬に耐性のついた虫がやってくる

→より強い農薬を撒く→農薬に負けないように遺伝子組み換えを行い野菜を強くする

というループも起こっているということ。

・遺伝子組み換え食品が私たちにどのような影響があるかはわかっていない。遺伝子を組み替えるという行為は人類史上初の出来事であるため、害がないと言い切れる証拠は見つかっていない。

・農薬で手が動かなくなったり、身体に害が出てる人も実際にいる。

 

印象的だったのはこのセリフ。

”If you're so proud of it (GM products), why not labeled?"

作中のデモシーンで叫ばれていた言葉。

もしそんなに遺伝子組み換え食品を誇りに思っているのなら(企業側の主張:害がなく、食糧供給に有益だというのなら)、どうして表示しないの?

 

以下ホームページ抜粋↓

遺伝子組み換え食品を最も輸入しているのは日本

(略)現在、日本でGMであるか否かの表示義務がある食品は、大豆、トウモロコシ、バレイショ、菜種をはじめとする8種類の農産物と、これらを原料とする加工品。ただし、重量の5%未満のGMの混入は許されている。また、組み替えられたDNAとこれによって生じたたんぱく質が、加工後に検出できない加工食品(植物油、しょうゆなど)および遺伝子組み換えの飼料で育てられた食肉、乳製品の表示は任意。そのため日本では、表示のない遺伝子組み換え食品が、多く流通している。

 

この映画で主人公が伝えているのは、

私たちが日常でする一つ一つの選択(何を買うか、何を食べるかetc.)が社会をつくっている。

民主主義は選挙のときだけじゃなくて日常生活の中にあるってこと。

これを聞いて、「安いから、知らないから、手軽だから」と

日常の選択をそこまで意識していなかった自分に気付いた。

 

「みんながこうしてるから、こう言われてきたから」って

思考停止状態でどんどん進んでいくのは怖いなって思った。

栄養のこと考えてたら、野菜の作り方になって、

遺伝子組み換え、太陽生産、農薬の話につながって、

そこに繋がったら土の話になって、土になったら地球環境に繋がって...

って考えていったらキリがなくてわーぉってなった...*1

 

でも全ては繋がっているってことも改めて感じた。

 

考えすぎたり、自分のことをこれはダメとか縛ってしまうと私は幸せに生きられないから、この映画で見た世界の一部分と私の選択(この場合は購買行動)が世界をつくる一端を担っているということを頭の片隅に置きながら今日ものほほんと過ごす🌷

 

*1:+_+